京阪神急行電鉄(京阪合併時代) 沿線案内 昭和18年

2017年1月29日更新

1943年(昭和18年)発行 表面
昭和18年に発行された京阪神急行電鉄の沿線案内のパンフレットです。

当時の線区は、阪神急行電鉄側の北野線・宝塚線・箕面線・神戸線・伊丹線・今津線・甲陽線と、 京阪電気鉄道側の十三線・千里山線・新京阪線・嵐山線・京阪本線・宇治線・京津線・石山坂本線で構成されていました。 このパンフレットでは太紺色線にて描かれており、他社線である能勢電気軌道(地図には能勢電車)と交野電気鉄道(交野電車)も同列で描かれています。

昭和18年10月に改称した吹田東口駅(現相川駅)があり、同12月に千里山厚生園駅と改称した千里山遊園駅(現関大前駅)があることから 昭和18年に発行されたパンフレットと特定しました。阪神急行電鉄と京阪電気鉄道が合併した時に発行されたものと考えられます。
1943年(昭和18年)発行 裏面
大まかに線区を京阪線・新京阪線・神戸線・宝塚線の4つに分けて、各線区の観光案内が記載されています。 沿線図は2つのグループに分けられ、神戸線・宝塚線・新京阪線と京阪線・大津線のグループに分けられています。 他社線である能勢電気軌道と交野電気鉄道の2社の運賃区分も示されています。

太平洋戦争の時代であり、戦争関連の史蹟案内や説明文があるのが特徴です。
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