カード対応初代券売機 ラガールカード

2004年11月14日更新

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初代カード対応券売機で採用されたカード
Lagare Card Type1 1989年に阪急がプリペイド方式のカードである「ラガールカード(Lagare Card: Lagareはフランス語で駅の意)」をリリースした時に、券売機で販売されたカードです。アイボリー色の下地に、京都線・宝塚線・神戸線カラーの3色6本の帯がデザインされ、大きくラガールカードのローマ字が印刷されています。デザインは極めてシンプルで、どこの駅の券売機でもこのデザインでした。裏面には、「月日」「時刻「乗車駅」「降車駅」「残額」の印字が可能になっております。当時は券売機でのみしか利用できなかったため、「降車駅」の欄には券売機番号が印刷されておりましたが、将来改札機で利用出来るように設計されていたようです。

Lagare Card Type2  Lagare Card Type3
京都線・宝塚線・神戸線ごとにデザインが新たに設計されました。デザインは各線のカラーを基調とし、観光地の写真が印刷されています。1992年のラガールスルーが開始された年にリリースされたと思いますが、記憶が定かではありません。表面には、各連絡会社では利用出来ない旨がかかれており、間違ってカードで乗車したとしても、その会社にて証明書を受けとれば、阪急の駅で精算出来るようになっていました。能勢電鉄の記載がなかったのは、将来相互利用可能にすることを前提にしていたのでしょう。
投入矢印部分に印字された「阪急電車」は、同年9月より「阪急電鉄」の呼称に統一されました。
また、カード裏面生地は光沢のある灰色でしたが、駅ごとに光沢のあるカラー(何色あったかは記憶にありません)が採用されました。

Lagare Card Type4 Lagare Card Type5
1994年に、鉄道初の他社券売機・改札機でも利用可能なプリペイドカード利用システム「ストアード・フェア・システム(Stored-fare System: 運賃自動引き落としシステム、国土交通省の用語解説ページに詳細)」が開始されました。当時は能勢電鉄との利用が可能で、能勢電鉄の「パストラルカード(Pastoral Card)」も阪急で利用可能でした。その開始に伴い、「ストアードシステム」の頭文字「SF」を取って、カードにSFマークが印刷されるようになりました。スルット関西発足後まもなくして、このSFマークは消滅することになります。
当初、神戸線デザインの場合、SFマークの印字は青地に黒字で視認性が悪かったのですが、後に青地に白字に変更されました。京都線・宝塚線デザインも同様に変更されております。

Lagare Card Type6 Lagare Card Type7
京都線と宝塚線のデザインです。神戸線と同様のデザイン変化がありました。

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