8000系・8200系
2016年7月18日 更新
8000系 一次車 |
昭和63年にデビューした初代8000系です。2000系〜7000系列まで踏襲されてきたデザインが大幅に変更されています。 既存車には無かった、窓の開閉のスイッチ・車椅子専用スペース・ドア開閉時の警告音が加わっています。 デビュー当時は、左側の写真のように前面窓の下部に白帯の飾りがつけられていましたが、現在は取り払われています。 8006編成からは登場時に窓下部の白帯ははずされています。 同編成は、前面の周囲が額縁のように突出した形状をしていることから、額縁型8000系を呼ばれることがあります。 下2桁が02,03,04,05,06,07編成には、神戸・宝塚寄りの先頭2両にクロスシートが設置されています。 |
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写真右の写真は8001編成で、梅田寄りのみ前面窓下部に突出した「ふくらみ」を持つ構造があります。 他に8102編成(三宮寄りのみ)、8300系(8300,8401編成)にもこのような工事をした編成があります。 現在8000系列ではこの構造は無くなり、後述の額縁部分を削った構造に変更されています。 |
8000系 一次車 車番移動 |
2008年3月に前面の改造工事を受けた編成です。最新の5000系や9000系と同じように、車番が貫通路扉から左窓の下へ移動しています。 正面額縁下側にある足置き用のステップ台が拡大されており、足を乗せ易い構造に変更されています。 また、特徴的だった前面の額縁部が一部削られており、空気抵抗を受けにくい構造に変更されています。 三宮寄り先頭8151編成は既存のままとなっています。 現在は額縁部の削られ方がさらに変更されて後述の梅田寄り先頭8002,8003,8020編成と同じ顔になっており、この構造は無くなっています。 試験的な構造であったということになります。 |
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2009年以降に前面の改造工事を受けた編成です。上述の8031編成に比べて額縁部の削れ量が少なくなっており、 概ね半分削った構造になっています。 現在では梅田寄り先頭8002,8003,8020編成がこのタイプとなります。 |
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2011年以降に前面の改造工事を受けた編成です。上述の8120編成に対して車番位置が既存のままとなっています。 正面額縁下側にある足置き用のステップ台はデビュー当初のままとなっています。 現在では梅田寄り先頭8000,8001,8008編成がこのタイプとなります。 |
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左下:改造後の8108編成 右下:改造後の8120編成 |
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左下:改造後の8003編成斜め方向 右下:改造後の8020編成正面 正面額縁下側にある足置き用のステップ台について、車番位置がデビュー当初と同じ編成(ここでは8008編成)はデビュー当初と同型、 番号が移動されている編成(ここでは8003、8020編成)は幅・奥行ともに拡大されています。 |
8000系 二次車 |
正面部分が初期の額縁型からくの字型になった二代目8000系です。 編成番号は小さくなって正面左側窓の下部に移動され、行先表示幕が大型化されています。 このタイプの編成はすべてが2両編成です。ラッシュ時には6000〜8000系の組み合わせで運行されることがあります。 京都線8300系(8303,8332,8333編成)にもこのタイプの編成が存在します。現在、新塗装のみ存在します。 |
8000系 三次車 |
8000系列では最新となる三代目8000系です。 くの字型の構造はそのまま踏襲されていますが、編成番号が窓内側に移動され、さらに窓枠下部分が真ん中の窓枠下部分と同じ高さとなっています。 内装は二代目とほぼ同じです。パンタグラフはアーム式になっています。 このタイプの編成はすべて2両編成です。京都線用編成である8300系(8304,8315)にもこのタイプの編成が存在します。 現在全編成宝塚線に配属されており、新塗装のみ存在します。 |
8200系 |
平成7年6月12日に神戸線が復旧した時に登場した2両編成の増結用編成です。 当初は座席収納可能編成としてデビューしましたが、現在は一般的な座席に変更されています。 窓が3枚から2枚の大型窓になり、扉が広くなっています。前面は三代目8000系と同じです。 行先表示幕は前面部分がローラー式(従来方式)のものですが、側面側はLED式となっており、日本語・英語を繰り返し表示しています。 車内には停車駅案内表示器と文字放送対応の液晶ディスプレイが各ドア上部に付けられています。デビュー当時からアームパンタが搭載されています。 現在全編成神戸線に配属されて、新塗装のみ存在します。 |