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ここでは、1910年(明治43年)3月10日〜1918年(大正7年)2月3日間の「箕面有馬電気軌道」時代に発行された切符について述べます。
箕面有馬電気軌道は阪急電鉄の前身であり直系の母体となる会社です。
当時の箕面有馬電気軌道では宝塚線と箕面線が運行されていました。
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 1区往復券の復券 |
 1区往復券の往券 |
 1区往復券の復券の裏面 |
 1区往復券の往券の裏面 |
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明治・大正期に発行された1区往復乗車券です。向かって左手が石橋駅で発行された券、右手が池田駅で発行された券です。
もともと台紙に貼られていたため、裏面は一部欠けがあります。
中央に箕面有馬電気軌道のローマ字表記での頭文字の「M」と「A」を組み合わせた社章と、外枠に桜・紅葉が青色で描かれています。
1区券を示す赤太線が右上から左下にかけて1本斜めに入っています。
券面には右書きで「壹區券 通行税共金拾壹錢 發行日共二日間通用」と、縦書きで右から順に各区間の境界駅である
大阪、三國、石槗、箕靣、花屋敷、宝塚が書かれています。
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 2区往復券の復券 |
 裏面 |
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明治・大正期に発行された梅田駅発行の2区往復乗車券の復券です。もともと台紙に貼られていたため、裏面は一部欠けがあります。
もともと台紙に貼られていたため、裏面は一部欠けがあります。
デザインは1区券と同じで、2区券を示す赤太線が右上から左下にかけて2本斜めに入っています。
券面には右書きで「貳區券 (通行税共)金拾九錢 (發行日共)二日間通用」が書かれています。
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明治・大正期に発行された「普通 回数乘車券 20回分」の表紙です。
裏面は無地、発行年月日は不明で、回数券本体がどのような切符であったかも不明です。
中央に箕面有馬電気軌道のローマ字表記での頭文字の「M」と「A」を組み合わせた社章と、外枠に桜・紅葉・梅が描かれています。
券面には右書きで「通行税共 九拾五錢」と書かれています。20回分で95銭であることから、
1区間の運賃は5銭であり、19回分の料金で20回分使える設定になっていたと思われます。
券面下部には右書きで「大阪活版*道所印行」と書かれてあり、現在の大阪市中央区にあった大阪活版所で印刷されたことが分かります(*部は判読不能、印行は「印刷して発行する」の意)。
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 1区間回数券 |
 背景拡大 |
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明治・大正期に発行された1区間回数券です。
券面には右書きで「壹區間 回數券」と、利用区数を示す2、3、4が券面両側に縦書きで1列ずつ書かれています。
区数については利用分のところにパンチを入れ、1区間回数券×利用数を1枚の切符として運用されていました。
右・左に区数が1列ずつあるのは、上り(梅田方面)・下り(宝塚方面)を示していたと考えられます。
回数券の背景には、中央に箕面有馬電気軌道の社章、左側の円に箕面の滝、右側の円に神社・寺又は町並み、中央と周囲に桜と紅葉が描かれています。右側の絵がどこを示すものかは不明です。
なお、本券のデザインは阪神急行電鉄に社名変更されてからも社章以外踏襲されています。詳しくは、「阪神急行電鉄時代 回数券」をご覧下さい。
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