阪神急行電鉄 回数券
2010年4月29日更新 神戸・宝塚線共通回数券表紙追加

阪神急行電鉄 宝塚線用 回数券
回数券表紙
回数券裏側
回数券内側
左:回数券表紙(旧能勢口駅発行) 右上:裏面 右下:内側

昭和8年に能勢口駅(現川西能勢口駅)で発行された宝塚線専用60回分の回数券の表紙です。 社章、紅葉、桜と草木と思われるデザインが施されています。券面には右書きで「宝塜線 回數乘車券 60 金四圓五拾錢」と 社名の「阪~行電鐵株式會」が書かれています。

回数券裏面には「御注意」が以下の通り書かれています。
 一 本券は御乘車の際表紙のまゝ係員へ御示し下さい
 一 この表紙は最後の一片と共に頂戴致します

回数券内側には利用可能区間が赤太線で表示されています。縦書きで「宝塜線路圖 (太線區間ノミニ通用致シマス)」と書かれています。 大阪(梅田)〜十三間の神戸線が点線で書かれているので、神戸線だけでなく、神戸線の大阪〜十三間も利用出来ないものとなっています。 大阪〜中津間には2本の太線が書かれており、一方が宝塚線、他方が北野線と思われます。

回数券表紙 回数券裏側 壹區回数券
左:回数券表紙(梅田駅発行) 中央:裏面 右:壹區回数券

昭和15年に梅田駅で発行された宝塚線専用20回分の回数券の表紙と回数券本体です。 上記昭和8年に発行された回数券とデザインは同じです。券面には縦書きで「貳拾回 金壹圓五拾錢 寶塜線 普 回數乘車券」と 社名の「阪~行電鐵株式會」が書かれています。 回数券には阪神急行の社章が透かしとして入っています。

回数券裏面には「御注意」が以下の通り縦書きで書かれています。
 一 本券は寶塜線にのみ通用致します
 一 本券は御乘車の際表紙のまゝ係員へ御示し下さい、券片を御乘車前に切離しますと無效になります
 一 この表紙は最後の一片と共に頂戴致します

宝塚線回数券 背景 回数券の背景には、中央に阪神急行電鉄の社章、左側の円に箕面の滝、右側の円に神社・寺又は町並み、中央と周囲に桜と紅葉が 描かれています。右側の絵がどこを示すものかは不明です。

宝塚線 區内回數券 宝塚線の區内回數券です。年代は不明です。箕面〜桜井、池田〜花屋敷(現:雲雀丘花屋敷)、清荒神〜宝塚間に設定されていた 「区内」用の回数券となります。右書きで「切離無效」の記載があります。回数券には阪神急行の社章が透かしとして入っています。
阪神急行電鉄 神戸線用 回数券
神戸線回数券表紙
神戸線回数券裏側
神戸線回数券内側
左:神戸線用回数券表紙(御影駅発行) 右上:裏面 右下:内側

神戸線回数券
昭和6年に御影駅で発行された神戸線とその支線専用60回分の回数券です。 花と草木と思われるデザインが施されています。券面には縦書きで「六拾回 金五圓七拾錢 ~戸線 回數乘車券」と 社名の「阪~行電鐵株式會」が書かれています。 回数券には阪神急行の社章が透かしとして入っています。 表紙デザインの絵柄と縦書きで書かれた文面が宝塚線用と異なる点です。

回数券裏面の「御注意」は宝塚線用と同じです。 回数券内側には利用可能区間が赤太線で表示されています。縦書きで「~戸線路圖 (太線區間ノミニ通用致シマス)」と書かれています。 大阪(梅田)〜十三間のうち宝塚線・北野線側の2本が点線で書かれているので、宝塚線・北野線の大阪〜十三間は利用出来ないものとなっています。
神戸線回数券 背景 回数券の背景には、山、たんぽぽ(のような花)、帆船、海が描かれており、六甲山と灘の風景と思われます。
阪神急行電鉄 神戸・宝塚線用 回数券
回数券表紙 回数券裏側 内側
左:回数券表紙(西宮北口駅発行) 中央:裏面 右:内側(回数券付き)

昭和18年に西宮北口駅で発行された神戸・宝塚線共通40回分の1区間回数乗車券の表紙と回数券本体です。 表紙デザインは簡素なものになり、中央部縦方向に1区を示す白い線が1本入っており、向かって左上に「1」の文字が緑色で大きく書かれています。 券面には縦書きで「大人四拾回 金貳圓六拾五錢 壹區間回數乘車券」と 社名の「阪~行電鐵株式會」が書かれています。 回数券の地紋は「はんきゆうでんしや」です。

回数券裏面には「御注意」が以下の通り縦書きで書かれています。
(1) 此の乘車券の一片は一區間に用致します
(2) 乘車の際は表紙の完備せる册子を呈示し相當当券面に入鋏を受けて下さい 券片を入鋏前に切り離すと無效となります
(3) 降車の際は入鋏濟の券片を係員にお渡し下さい
(4) 最後の券片は切離さないで表紙とともに係員にお渡し下さい
(5) 此乘車券は發行日より向う六箇月間有效です

1区回数券
1区回数券です。昭和18年頃と思われます。右書きで「壹區間回數券 切離無效 途中下車前途無效」 の記載があります。 1区券を示す1本の赤いラインが入っています。四角で囲まれた駅名が連なって書かれているのが特徴です。 地紋は「はんきゆうでんしや」です。

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