| 阪神急行電鉄 切符 |
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ここでは、1918年(大正7年)〜1943年(昭和18年)間の「阪神急行電鉄」時代に発行された切符について述べます。当時の阪神急行電鉄では
宝塚線、箕面線、神戸線(梅田〜神戸・上筒井)、伊丹線、今津線、甲陽線、北野線が運行されていました。京都線とその支線は、
北大阪電気鉄道・新京阪鉄道(のちに京阪電気鉄道)により運行されており、阪神急行電鉄にとっては他社線扱いでした。よって、切符に
記載されている駅は、前者の神戸・宝塚線系統だけです。
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昭和14年に神戸駅(現:三宮駅)で発行された6銭「神戸市内券」です。当時の神戸市内の駅は、Wikipediaで確認できた限りにおいてですが、 神戸・春日野道・西灘・上筒井・六甲と思われます。右書きで「通用発*賣當日限 途中下車前途無効(シンニョウは旧字体、発は發のくずし字)」の記載と、 神戸、上筒井を四角でくくって反転させた駅名が縦書きで記載されています。地紋には、もみじとさくらで囲まれた阪神急行電鉄の社章が採用されています。大阪市と神戸市の市章を 組み合わせたもので、後に京阪神急行電鉄となる際の社章の基礎となっています。 |
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昭和5年に梅田駅で発行された宝塚線用の1区4銭小児乗車券です。梅田駅の記載が切符では「大阪」となっています。 右書きで「通用発賣當日限 神戸線ニハ通用セズ 壱區券金四錢 途中下車前途無効」の記載があります。券面中央に社章と 「小兒」の字が右読みで書かれ、左上から右下にかけて赤い斜め線が描かれています。 「石橋」の「橋」の字は「槗」、「箕面」の「面」は「靣」です。 |
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梅田駅で発行された宝塚線用の小児乗車券を裏側から光を当てると、阪神急行電鉄の 社章が右上部と左下端に透かしとして浮き上がってきました。当時、切符の偽造防止のために透かしを入れていたようです。 |
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昭和12年に神戸駅(旧字体:~戸駅、現:三宮駅)で発行された「~戸より京阪京都ゆき」の1円19銭「阪~急行−京阪連絡」券です。 神戸駅から十三を経由する京阪電気鉄道(京阪電車)の京阪京都駅(現:大宮駅)までの他社連絡券となります。 当時、京阪電気鉄道は淡路〜十三間に十三線を運行しており、神戸線と接続していました。 券面には阪神急行電鉄と京阪電気鉄道の社章がそれぞれ入り、中央に橙色の横線が入っています。また、 右書きで「通用二日 金壹圓拾九錢」と、縦書きで「十三經由」の記載があります。本券にも偽造防止の「透かし」が入っていました。 昭和12年当時の企業物価指数が平成19年の約570倍ですので(出典:日本銀行)、 この券の価格は1.19円より、現在の価値で約680円となり、現在の三宮−大宮間の運賃600円と大体同等レベルです。 |
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石橋駅で発行された石橋・神戸間の6区1円7銭往復乗車券です(年代不明)。切り離し可能なミシン目があり、向かって右側が往路用、左側が復路用 となっています。往路側には縦書きで「所定乗継以外 下車前途無効 通用発*賣當日限(発は發のくずし字)」と区数を示す「6」が、 復路側には右書きで「六區券(税共) 金壱圓七錢 所定乗継以外 下車前途無効」と縦書きで「通用發賣當日共二日間」の記載があります。 経由を示す「宝塚廻り」も記載されており、経路が固定されていたようです(現在は経由地が2つある場合、どちらでも可)。 「石橋」の「橋」の字は「槗」です。 |
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夙川駅で発行された2区38銭往復乗車券の復路券です(年代不明)。右書きで「貳區券 叄拾八錢 所定乗継以外下 往路又ハ復路前途無効」 の記載があります。 2区券を示す二本の赤いラインが、通常券と差異を出すためか直線ではなくジグザクに入っています。 |
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昭和19年に岡町駅で発行された2区券です。2区券を示す二つの赤いラインが入っています。 右書きで通用発賣當日限 途中下車前途無効」の記載があります。 地紋は、社章と右書きの「はんきゆうでんしや」の周期配列となっており、 当時阪神急行電鉄の略称であった「阪急電車(はんきゅうでんしゃ)」がそのまま地紋に採用されています。 本券は京阪電気鉄道と合併した昭和18年以降のもので、本来ならば「けいはんしんきゅうこう」の地紋なのですが、 戦時中であったこともあり旧地紋の在庫品でまかなっていた可能性があります。昭和14年の時点で大きな社章が描かれた地紋であったことから、 この「はんきゆうでんしや」の地紋は短命に終わったのでないかと推測されます。 |
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1区回数券です(年代不明)。右書きで「壱區間回數券 切離無效 途中下車前途無效」 の記載があります。 1区券を示す1本の赤いラインが入っています。四角で囲まれた駅名が連なって書かれているのが特徴です。 地紋は「はんきゆうでんしや」です。 |