カード対応 初代券売機

2007年4月16日更新

カード対応 初代券売機
ここでは、カード対応の初代券売機で発行される乗車券等について述べます。 同券売機はラガールカードがデビューする1989年(平成元年)の1年前の1988年(昭和63年)に登場しました。 定期券発売機能のある二代目券売機やICカードにも対応する三代目券売機のデビューに伴って、現在では運用は無くなりました。
項目説明
運用時期昭和63年〜平成19年くらい
台紙の生地当初うす茶色→現在スルッと関西共通地紋
感熱紙
台紙の裏面黒色、磁気紙
印字方式熱転写型
入鋏方式日付部又は発行番号部への丸形穴の打印
販売物乗車券、他社連絡券、各種回数券、入場券
往復券、手回り品切符、ラガールカード
身体障害者用切符
定期券購入用乗車証(現在廃止)
日付年月日記載、後に時刻も記載
駅名当初漢字駅名のみ記載
後にローマ字名も表記

カード対応の初代券売機で使われているデザインの切符です。漢字表記駅名の上にローマ字が書かれ、中央下部にあった券売機番号が切符発行番号と並んでいます。また、「発売日当日限有効 下車前途無効」が横に表記されています。

上の切符の前のデザインで、券売機番号が下部中央部にあります。「発売日当日限有効 下車前途無効」の表記が縦に並んでいます。また、このタイプより、切符に発行時刻がつくようになりました。

上の乗車券と同じデザイン時代のものです。この乗車券の発行駅は「三宮」ですが、他社線に同駅名があるため、区別するために「阪急」という添字があります。

上の切符の前のデザインです。切符発行時刻がありません。この切符は「定期券購入用乗車証」で、定期券売場のない駅から販売駅に行くための切符です。改札を通った時も切符は回収されません。窓口でわたせば返金してもらえます。大きく「定」とあるのが特徴です。

上と同じデザイン時代のものです。この切符は他社線連絡切符の時のものです。接続駅となる駅が書かれ、その下に「阪急線+他社線」の値段、さらにその下に「他社線」の運賃と他社線会社名が書かれています。なお、連絡切符は駅によって発行されていない場合があります。

上と同じデザイン時代のものです。この切符は入場券です。このころは入場時間制限がなかったため、入場時刻は刻印されていません。

上と同じデザイン時代のものです。この切符は「往復普通乗車券」で、着駅で切符を買う手間が省けます。しかし、ラガールスルーがある今、あまり意味がなさそうです。切符は2枚出てきます。

これは「阪急電車」と名のっていた時の乗車券です。新型券売機が登場したときのデザインがこれです。カードで買った場合には「カード」と表示されています。なお、この切符は「定期券購入用乗車証」ですが、現在のように「定」という大きな文字はありませんでした。平成4年9月に「阪急電鉄」に変わって消滅しました。

「切符・カード」ページに戻る