5000系更新車前面デザインについて

はじめに

ローレル賞を受賞した旧2000系と同じデザインでデビューした5000系は、デビュー後約30年を経過したにも関わらず、更新工事を受けながら今もなお現役車両として活躍している。一度目の更新工事では、旧来の標識板デザインから電動式方向幕へと変更され、今では中間車両を除き全ての車両が同デザインとなっている。一方、一部車両で行われた二度目の更新工事では、なぜかデザインがまちまちで、統一性に欠ける内容であった。本レポートでは、今回の新5000系のデザインに着目し、他の編成との差異を報告する。

前面デザイン

2000年11月に正雀に回送され、アルナ工機へ運搬された5010は、翌年の2001年9月に再デビューした。そのデザインは今までにない斬新なデザイン(改悪という説もある)で、新しい阪急デザインの布石となるのではないかとも言われた(だったと思う)。

その翌年2002年10月、さらに驚くべきことが起きた。それは大幅にデザインが変化されたことである。取っ手と足かけ部分の位置が若干変わり、さらに車番の位置が左窓下部に移動したデザインとなった。後者の車番位置の変更は、ヘッドマークを掲載した際に番号が確認出来ない点を改善するための措置であると考えられ、その結果としてデザインのバランスを保つために前者の措置がとられたものと考えられる。従って、これらの措置は、コストやメンテナンスのしやすさを考慮したものではなく、単にデザインに重点を置いたものであって、企画者が鉄道マニア寄りの考慮をしてくれたものと、執筆者である当サイトの管理人は解釈した。




さて、さらに翌年2003年10月、新型9300系のデビューに皆が涌いているころ、5006が再デビューした。デザインに関しては、一見して変化がないように思われたが、一点だけ異なるデザインがあった。それは、足かけ部分の厚みがやや薄くなっている点である。5008と9300の足かけ部分の厚みがほぼ一致していることから、なぜ5006だけ厚みが薄くなったのかが気になることである。

5010、5008、5057(5006)列車

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